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遅すぎる初恋
第1章 出会い
8畳のワンルームの部屋に響くテレビの音。

だが、この部屋の住人はテレビの前ではなく、テレビと向かい合わせに置いてあるソファーの上でヘッドフォンをしながら、寝転がっている。

「んっっ!! はぁ。今日もアイナちゃんは最高だ」

汚れた手を拭きながら、ヘッドフォンを繋いでるパソコンの画面を見る。

おっぱいは異常にデカくて、腰はやたら細い。腕やら足やらはそこそこ肉付き良くて、おしりまである金髪に碧眼の美女。裸体をさらし、両膝を立てた状態で瞳はうるんでいる。
ヘッドフォンからは、命令され、自ら秘部を弄り、大袈裟なくらいに喘ぐ声が聞こえる。
彼女の名は、アイナ。
たまたま見つけたアニメのエロ動画で声が俺好みで週に何回か彼女にお世話になっている。

「アイナ、やべぇ。その声、ホント好きだぁ」

見た目に反して高すぎず低すぎず中性的にも聞こえる声。この手の動画はだいたい甲高い声でわざとらしく聞こえるのに、アイナは目を閉じてれば、普通に彼女とヤってるようにも聞こえる。
再生回数が多いのは、俺みたいな男がいるからだろうか。

さっき、抜いたばかりだっていうのに、俺は再びアイナとの世界へ没頭した。

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