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遅すぎる初恋
第5章 セフレと恋人の違いとは?
「おはようございます」
色々とあった、金曜夜から明けて、月曜日。
いつも通りに出勤すると、大垣先輩が心配そうに声をかけてきた。
「宮内〜!! 体調大丈夫か!?」
「すみません。もう、大丈夫です」
「お前、最近、残業続いててちゃんと寝てなかったんだろ?」
それは確かにそうだったけど、どちらかと言えば夜型、いや、夜中型な生活だったから、何の問題はないけどね。
「お前、一人で仕事抱え込むことあるから、できないときは言えって言っただろう」
そう言って頭をガシガシと力強く撫でる。
これは昔からの癖で滅多にないサークルでの試合でシュートを決めたときはいつもこんな風に褒めてくれてた。
「いたっ、いた、痛いって!!」
「……おはよーございます」
頭を撫でられたまま、背後からの声に二人揃って振り向くと、取り繕ったような笑顔を貼り付けた紫音がいた。
「西園寺も本当悪かったな、歓迎会だったのに、途中で帰ることになって。もう、こいつには残業しすぎるなって言っとくから」
そう言って、頭をバンバン叩かれる。
まあ力なんてさほど入ってないから痛くはないけど。
「ホント仲良すぎてムカつく」
耳元でほんの一瞬だけ聞いたことない低い声で呟く紫音。
もしかして、怒ってる!?
色々とあった、金曜夜から明けて、月曜日。
いつも通りに出勤すると、大垣先輩が心配そうに声をかけてきた。
「宮内〜!! 体調大丈夫か!?」
「すみません。もう、大丈夫です」
「お前、最近、残業続いててちゃんと寝てなかったんだろ?」
それは確かにそうだったけど、どちらかと言えば夜型、いや、夜中型な生活だったから、何の問題はないけどね。
「お前、一人で仕事抱え込むことあるから、できないときは言えって言っただろう」
そう言って頭をガシガシと力強く撫でる。
これは昔からの癖で滅多にないサークルでの試合でシュートを決めたときはいつもこんな風に褒めてくれてた。
「いたっ、いた、痛いって!!」
「……おはよーございます」
頭を撫でられたまま、背後からの声に二人揃って振り向くと、取り繕ったような笑顔を貼り付けた紫音がいた。
「西園寺も本当悪かったな、歓迎会だったのに、途中で帰ることになって。もう、こいつには残業しすぎるなって言っとくから」
そう言って、頭をバンバン叩かれる。
まあ力なんてさほど入ってないから痛くはないけど。
「ホント仲良すぎてムカつく」
耳元でほんの一瞬だけ聞いたことない低い声で呟く紫音。
もしかして、怒ってる!?