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遅すぎる初恋
第5章 セフレと恋人の違いとは?
何事もなかったかのように自分の席に着く紫音。
さっきのは聞き間違いか!?
俺たちはこの前、勢いでセックスしたけど、俺は告白の返事をしてないし、恋人なんてなってもない。
だから、怒る理由はないはずだけど。
これだけだと俺も大概酷いヤツにしか思えねえ。
告られたのを後回しにセックスだけするって、一番ダメなやつだろう。
「し、西園寺。今日はこれをお願い」
英訳して欲しい資料を手渡すと、一緒につけたメモを見た紫音が「了解です」と言う。
いつも通りの仕事をこなし、昼休憩になった。
俺は適当なところで切り上げて、目の前の席をチラっと見る。
「西園寺、終わった?」
「はい。ちょうど今終わりました」
「じゃあ、行くか」
俺は紫音を誘って昼ごはんを食べに行くことにした。
この前のこと、これからのこと、俺の今の気持ちを伝える為に。
会社から少し離れたところにある定食屋。
昼時なのにそこまで繁盛してなくて、一人が好きな俺が落ち着いてご飯を食べれるところ。
その店の奥。
店員からもあまりよけ見えない場所へ俺たちは座った。
適当に注文をすれば、出来上がるまでは誰もこない。
「あのさ、西園寺、この前のことなんだけど」
「あの時の和哉さん、すごく可愛いし、時々カッコよくもなってホント最高だったよ」
俺の言葉を遮り、そんなこと言う紫音に俺は全身から火が出るように真っ赤になったのがわかる。
さっきのは聞き間違いか!?
俺たちはこの前、勢いでセックスしたけど、俺は告白の返事をしてないし、恋人なんてなってもない。
だから、怒る理由はないはずだけど。
これだけだと俺も大概酷いヤツにしか思えねえ。
告られたのを後回しにセックスだけするって、一番ダメなやつだろう。
「し、西園寺。今日はこれをお願い」
英訳して欲しい資料を手渡すと、一緒につけたメモを見た紫音が「了解です」と言う。
いつも通りの仕事をこなし、昼休憩になった。
俺は適当なところで切り上げて、目の前の席をチラっと見る。
「西園寺、終わった?」
「はい。ちょうど今終わりました」
「じゃあ、行くか」
俺は紫音を誘って昼ごはんを食べに行くことにした。
この前のこと、これからのこと、俺の今の気持ちを伝える為に。
会社から少し離れたところにある定食屋。
昼時なのにそこまで繁盛してなくて、一人が好きな俺が落ち着いてご飯を食べれるところ。
その店の奥。
店員からもあまりよけ見えない場所へ俺たちは座った。
適当に注文をすれば、出来上がるまでは誰もこない。
「あのさ、西園寺、この前のことなんだけど」
「あの時の和哉さん、すごく可愛いし、時々カッコよくもなってホント最高だったよ」
俺の言葉を遮り、そんなこと言う紫音に俺は全身から火が出るように真っ赤になったのがわかる。