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遅すぎる初恋
第11章 言えないことと合鍵
そのまま和哉さんにしては珍しく余裕ない感じで荒々しい口付けをする。
キスしながら、ワイシャツのボタンを外して、首筋から鎖骨の辺りにピリっとした痛みが走り、「……ったっ」と声が出てしまう。
それでも止める気配はなく、ベルトを乱暴に外し、ズボンとパンツを脱がすと、ローションも何もないまま、和哉さんのを無理に挿れようとグッと力強くねじ込まれる。
「いっっっ!!! むり、それは、むりだからっっっ、」
そう言うとそれ以上はやらず、オレの上に倒れこむ。
力強いと言えば力強いけどさっきよりも優しく抱きしめられる。
その身体が僅かに震えている。
「……ごめん。この数日、紫音と前みたいにいれなくて、不安で不安で仕方ない。俺は男だし、お前は男女どっちでもいけるし、東雲さんと並んだ紫音がすげえお似合いで。二人が一緒に残業してるところも見たりして、どうにかなりそうだった。ごめん。こんな風に抱くつもりはなかったんだ」
「和哉さん、オレこそごめん。でも……会社に関わることで今はまだ和哉さんにも何も言えないんだ。だけど、オレは和哉さんしか考えられないよ。他の人なんてもう思えないから。オレを信じて待ってて」
オレはソファーの脇に置いてあるチェストの引き出しから、和哉さんへ渡そうと思って閉まってあったものを取り出す。
「紫音……これ……」
「うん。オレん家の鍵。仕事で会えない分、週末だけじゃなくて、ずっと一緒にいたい。一緒に暮らそう?」
「すっげえ、嬉しい!!!」
その後の和哉さんはいつも以上に優しくオレを抱いた。
キスしながら、ワイシャツのボタンを外して、首筋から鎖骨の辺りにピリっとした痛みが走り、「……ったっ」と声が出てしまう。
それでも止める気配はなく、ベルトを乱暴に外し、ズボンとパンツを脱がすと、ローションも何もないまま、和哉さんのを無理に挿れようとグッと力強くねじ込まれる。
「いっっっ!!! むり、それは、むりだからっっっ、」
そう言うとそれ以上はやらず、オレの上に倒れこむ。
力強いと言えば力強いけどさっきよりも優しく抱きしめられる。
その身体が僅かに震えている。
「……ごめん。この数日、紫音と前みたいにいれなくて、不安で不安で仕方ない。俺は男だし、お前は男女どっちでもいけるし、東雲さんと並んだ紫音がすげえお似合いで。二人が一緒に残業してるところも見たりして、どうにかなりそうだった。ごめん。こんな風に抱くつもりはなかったんだ」
「和哉さん、オレこそごめん。でも……会社に関わることで今はまだ和哉さんにも何も言えないんだ。だけど、オレは和哉さんしか考えられないよ。他の人なんてもう思えないから。オレを信じて待ってて」
オレはソファーの脇に置いてあるチェストの引き出しから、和哉さんへ渡そうと思って閉まってあったものを取り出す。
「紫音……これ……」
「うん。オレん家の鍵。仕事で会えない分、週末だけじゃなくて、ずっと一緒にいたい。一緒に暮らそう?」
「すっげえ、嬉しい!!!」
その後の和哉さんはいつも以上に優しくオレを抱いた。