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お良の性春
第3章 悶絶 寝屋の戒め四ヶ条
その年の秋、源一郎とお良は祝言を上げた。
賑やかな祝言も終わり、酔客も帰った。
お良は婚儀が終ると初夜に備えて湯を使った。
女中のおミネが糠袋でお良の体を磨き上げた。
花嫁用の髪飾りもすべて外され、髪は念入りに梳かれた。
お良は湯船の中にしばしその身を横たえ、婚礼の緊張を癒す。
湯殿を出たお良の体をおミネが乾いた手拭で拭い、濡れた髪を乾かしてくれる。
ようやく汗の引いたお良の肩におミネが寝間着を掛ける。
「その前に、お腰を」
お良の声を聞いたおミネが肩越しに「オホホ」と笑う。
「お良様、新床にお腰は無用。源一郎様のお手間になります。オホホホホ」
お良は顔から火の出るような思いであわてて寝間着の袖に手を通すと着物の前を合わせて、その裸身を隠す。
おミネは寝間着の帯をお良の胸の下で結びながら
「お良様、床に入ったら仰向けにおなり下さいよ。横を向いたり、伏せたりしたら、源一郎様がこの帯を解き難く・・・・、オホホホホ」
「必ず仰向けに寝てください。オホホホホ」
おミネの卑猥な笑い声に、ようやく引いたお良の汗が再び噴き出す。
お良は手拭を取ってうなじを流れる汗を拭う。
賑やかな祝言も終わり、酔客も帰った。
お良は婚儀が終ると初夜に備えて湯を使った。
女中のおミネが糠袋でお良の体を磨き上げた。
花嫁用の髪飾りもすべて外され、髪は念入りに梳かれた。
お良は湯船の中にしばしその身を横たえ、婚礼の緊張を癒す。
湯殿を出たお良の体をおミネが乾いた手拭で拭い、濡れた髪を乾かしてくれる。
ようやく汗の引いたお良の肩におミネが寝間着を掛ける。
「その前に、お腰を」
お良の声を聞いたおミネが肩越しに「オホホ」と笑う。
「お良様、新床にお腰は無用。源一郎様のお手間になります。オホホホホ」
お良は顔から火の出るような思いであわてて寝間着の袖に手を通すと着物の前を合わせて、その裸身を隠す。
おミネは寝間着の帯をお良の胸の下で結びながら
「お良様、床に入ったら仰向けにおなり下さいよ。横を向いたり、伏せたりしたら、源一郎様がこの帯を解き難く・・・・、オホホホホ」
「必ず仰向けに寝てください。オホホホホ」
おミネの卑猥な笑い声に、ようやく引いたお良の汗が再び噴き出す。
お良は手拭を取ってうなじを流れる汗を拭う。