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お前と、俺と・・・。
第12章 幸せと不幸せの狭間



ベッドの上、布団を目元まで引き上げる
体がフワフワしてる…まるで、夢の中にいるみたい。

私にも、こんな時間を過ごせる時が来るなんて
一人、ベッドの中で幸せな余韻に浸っていた。

「行ってくるね。ゆっくりしときなよ! チュッ」

頭を撫でながら、軽いキスをし、ヒデは仕事へと
出掛けていった。


クスクスッ… ついつい笑いが込み上げる。
今日は、何か作って待ってようかな…

キッチンを見ると、それなりの物が揃ってる事に
私より女子力が高いかも!?と、思ってしまった。

夜は鍋
遅い時間でも、これなら大丈夫かな?ってね!

でも、思えばヒデは若いから、ガッツリの方が
よかったかなぁ




玄関の方から声がしてる

「じゃ、お疲れ!・・・」
「彩さんによろしくね!」

「……」

ガチャガチャ
「ただいまー!」

「お帰りなさい!疲れたでしょ…鍋の準備してるけど
食べれる?」

「作ってくれたんだ、サンキュー!嬉しい・・・
まっ、一番食べたいのは・・・お前だけどなっ ニヤッ」

「…もうっ/////」

二人、鍋をつつき、心も体もあったまる。


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