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お前と、俺と・・・。
第13章 それぞれの運命…
彩side
連絡入れてもなかなか会えずにいた仁実
あっという間に三月になっていた。
そして…やっと、今日会う事になった!
いつものように、車で仁実を迎えに行き、久々、顔を
見ると…笑顔の仁実が居て。
「彩、心配掛けてごめんね…」
車に乗って来るなり、仁実は私に謝ってきた。
ずっと心配していた、私の時間を返せー!!
って、言おうと思った次の瞬間
「彩、私ね…お腹に赤ちゃんがいるの」
「へっ?????」
私って、マヌケだ…何も言葉が出てこない。
赤ちゃん?…んっ?…赤ちゃん……って…
「えーーーーーーーーっっっ!!!?」
「ビックリだよね?彩、ごめんね!」
「イヤッ、ちょっと待って…仁実、赤ちゃんって
まさか、大野の子じゃないよね?」
「クスクスッ…違うよ!
大好きな人の…愛してる人との…赤ちゃんなの」
「その相手って…誰?」
「それは…ゴメン、言えない」
「えっ?…まさか、言えない人って、不倫なの?
奥さんがいる人って事??」
「彩、あのね…」
「ちょっと、そいつ何考えてんの!!そいつの事
ちゃんと教えな!!私が、話付けてくるから…」
「彩、違うの…私の話、聞いてくれる?」