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お前と、俺と・・・。
第2章 誕生…そして成長
三月…合格発表の日
今日も横には、純兄がいてくれた。
「秀、いいか!結果はどうであれ、自分の目で
しっかり確かめるんだ!!わかったな」
「純兄、今日まで本当にありがとう。
大丈夫!やれる事やったんだし、結果がどうであれ
俺は、今、スッキリしてるよ」
「そうだな!秀はよく頑張ってた。自分で言うのも
なんだが、俺も頑張ったよ」
「何だよそれっ・・・でも、本当に純兄には
感謝してる。ありがとうだけじゃ足りないなっ」
「まっ、合格したらもっともっと感謝しろよ!」
「・・・ハハハッ」
学校に着くと、笑ってる人、顔をしかめてる人
歯を食いしばってる人、泣いてる人…
やっぱり、友達と来るもんじゃないなと、つくづく
思ってしまった。
「秀、どうする?俺は門にいた方がいいか?
それだったら、もう、ここからは一人で行って
こい!」
「・・・イヤ、この受験、俺一人でやった訳じゃない
純兄も一緒に見て欲しい。いいかな?純兄・・・」
「よし、わかった!じゃ、行こう」
「うんっ」
「・・・・・・」