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お前と、俺と・・・。
第4章 スタートライン…
「古川先生と幼なじみなんだって?」
「え?・・・あっ・・・はいっ・・・」
「古川先生から聞いたんだ。
よろしくお願いします!ってお願いされたぞ!」
「そうなんですか・・・
今日から二週間、よろしくお願い致します」
「おう、何でも聞いてくれな!二週間なんて
あっという間だからな!
あっ、ちなみに古川先生と俺は同期。
だから、ここでは一番話せて、仲がいい…かな?って
俺は勝手に思ってるよ」
「あー・・・そうですか・・・」
で?って、顔に出てなきゃいいけど・・・俺っ
クラスに行き、自己紹介。
やっぱり懐かしいなぁ…
5年前のあの日、俺は向こう側で、彩の挨拶を聞き
あいつの姿を、ずっと見つめていたんだったな
あの頃、そばに居られる、話せる・・・と、思ってい
たのが、忙しく動き回るあいつに、イライラしてた俺
同じ立場になってよくわかる
そんな暇はない
やる事はいっぱいだ!
授業に使う資料、終わればそのまとめ、見直し、すぐ
次の授業・・・周りを見ている暇なんてないな・・・