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お前と、俺と・・・。
第7章 涙・・・
「…ちょっ……ちょっと待て…何がどうした?お前
教師は?合格したのに、教師はどうするんだよ…」
「・・・」
「何があった?…ずっと連絡してなかったし、気には
なってたけど、まさか、何でこんな事に…
いったい何があったんだ?」
「純兄、本当にごめん・・・今まで迷惑ばっか掛けて
たのに・・・俺、ここを離れたいんだ・・・
もう、ここには居られない、ハハハッ、もうキツイんだ」
「秀…どうして相談してくれなかった?俺には…俺に
は言えない事なのか?」
「ホント、ごめん・・・いつか話せる時が来たら必ず
話すから・・・
ホントごめん、純兄・・・ホントごめん・・・」
「この事、彩は知ってんのか?」
「あいつは・・・知らない・・・知らなくていいの
かも。あいつは幸せになるだろうし、大丈夫だよ」
「何だよそれ…あいつだって、知ったらビックリする
だろうし、悲しむぜ…」
「イヤッ、もう彩とは連絡取らないようにしようと
思ってる・・・それが、そうする方がいいんだ。
だから純兄・・・ごめん、あいつには言わないで・・
おばさんにも言わないでほしい・・・」