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お前と、俺と・・・。
第7章 涙・・・



純side


「秀…お前…」

秀の頬を、一筋の涙が流れていった。

「ごめん純兄・・・今までずっと助けてもらって
迷惑掛けて、それなのに・・・こんな事に・・・」

「もう、いいから謝るな…」

秀の頭に手を乗せ、ワシャワシャ…

「秀…お前の涙は、キツイわ…」

俺まで泣きそうだよ。


「ごめん・・・本当にごめん・・・」

「もういい…もう、いいから……」

秀も落ち着き、今までの事を…経過を聞いた。

太一にお願いした事
直人の塾で、お世話になる事
二人から、早く俺に言うように言われた事


そして、卒業式の日
式が終わったら、そのまま東京に行ってしまう事
携帯も変えてしまう事

その事全て、彩には言わないでほしいと言われた。


いったい、何があったんだ?
秀、お前をそこまでさせた何かがあったんだろう。

秀は、彩を忘れようとしているって、それだけは
わかった。


お前の顔が
必死に忘れようと思ってるお前の顔が

俺はきっと、そんなお前の顔
絶対に、忘れる事はないだろう。


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