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第9章 前に進もう…

フーッ・・・さて、今日もそろそろ仕事に行くか！
塾の仕事は、昼過ぎからだ。
夜が遅い分、朝はゆっくり出来る。

家を出ると、ちょうどあいつもドアを開けて出て
きたところだった

あいつ！・・・そう、同期の女　川崎だ！
綺麗な顔してんのに、性格は男！！
だからか？・・・すっげー付き合いやすい
彼女？・・・ない、ないっ

「おう、おはよう！」
昼過ぎなのに、ついついおはよう！と言ってしま
う俺。

「タイミングいいねー　じゃ、一緒に行こう」

「早いよねー…もう、半年過ぎたよ。
うちの会社って、一年契約だったじゃん…淵上って
来年どうすんの？」

「俺？もちろん続ける・・・そのまま、雇って
くれるならな・・・　川崎、お前は？」

「私も続けるよ！
今のところは、その予定なんだけど、受験シーズン
どんな感じかわかんないから、絶対か？ってなると
んー、ちょっと微妙かなぁ…あっでも、塾講師って
結構楽しい」

「本当だな・・・俺もそう思うよ」