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第10章 お見合い…

彩side


もう年末…学校は冬休みに入った。
今年は色々あったなぁ…　思い出したくない事も
あったし…

今は、私の事より仁実が心配

「仁実…どうなるんだろう…」


仁実は、旦那さんに年明けからの仕事復帰を伝えたと
言っていた。
でも、四月からにしようと旦那さんから言われたらし
く、その点は安心した。


ママにお願いしていた、私のお見合い話は
なかなか…ない
きっと、ママがちゃんとした人選んでくれるだろう
そう思って待つしかない。




そして、年が明けた。

今年、誕生日が来たら、私は２９才…今年は２０代
最後の年だ！
私って、２０代いい事なく終わりそうな気がする。
ﾌﾌｯ…　まっ、そんなもんかもね！

年が明けると、さすがに学校も慌ただしい
新学期が始まると、また私は仕事ばかりの毎日

そんな時、ママから、忘れかけていたお見合いの話が
出た。


「今、まだ手元に写真はないけど、送ってもらうよう
にしてるから！」…と。

私は、ママが気に入ってくれていればいいからと
別に、見なくていいと返事。

「ハーッ……」

私の対応に、さすがのママもため息