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熟女美紗 情交の遍歴
第1章 肉欲の暴走 大学生 俊輔
このふた月近く、狭いアパート暮らしの大学生俊輔はほとほと参っていた。
顔を洗うことすらままならないのだ。左腕の骨折がこれほど不自由とは思わなかった。狭いシャワールームから出てきた俊輔は、かえって汗をかくためにシャワーを使ったようでイライラしていた。
そんなとき、チャイムがなった。
(宅配かな)
ほかに訪ねてくる人などいない。
俊輔はとりあえずパンツとシャツを着ると、濡れた髪をタオルで拭きながら玄関のドアを開けた。
見ると、そこには美しい女性が立っていた。
「失礼」
俊輔は開けたドアをあわてて閉め、我が目を疑った。
どう考えてもこの安アパートには似つかわしくない女だ。オレンジ色と黒の鮮やかな装いが目に飛び込んで来た。おまけに、すらっとした抜群のスタイル。
「あのー、どなた様ですか」
「瀬川と申します」
聞き覚えのない名前・・・・。
「この度は、とんでもない事故を起こして、本当に申し訳ありませんでした」
「ああ、あなたですか」
俊輔はようやく合点がいった。
じつは、俊輔の生活をここまでメチャクチャにした張本人が瀬川美紗だった。
青信号を渡っていた俊輔に突っ込んできたのが瀬川美紗の運転する車。俊輔は転倒、左腕を骨折。ほかに怪我をしなかったことが奇跡のような事故だった。
過失は100%瀬川美紗にあった。しかし、間に立ったのは保険会社。怪我の治療費はともかく、アルバイト代の査定は思いのほか厳しかった。というのも、俊輔はここ数ヶ月、ゼミが忙しくてアルバイトを休みがちだったのである。
保険会社は、その休みがちだった俊輔の収入を基準に補償金額を計算した。
(まったく、こんな怪我を負わせておいて、顔も出さない・・・)
俊輔は、事故のとき、車から飛び出してきた顔面蒼白の喪服姿の女性を思い出した。
(何でも金で片付ける嫌なタイプの女)そう思っていたから、今さら何を・・・、と女性の来訪を訝(いぶか)った。
顔を洗うことすらままならないのだ。左腕の骨折がこれほど不自由とは思わなかった。狭いシャワールームから出てきた俊輔は、かえって汗をかくためにシャワーを使ったようでイライラしていた。
そんなとき、チャイムがなった。
(宅配かな)
ほかに訪ねてくる人などいない。
俊輔はとりあえずパンツとシャツを着ると、濡れた髪をタオルで拭きながら玄関のドアを開けた。
見ると、そこには美しい女性が立っていた。
「失礼」
俊輔は開けたドアをあわてて閉め、我が目を疑った。
どう考えてもこの安アパートには似つかわしくない女だ。オレンジ色と黒の鮮やかな装いが目に飛び込んで来た。おまけに、すらっとした抜群のスタイル。
「あのー、どなた様ですか」
「瀬川と申します」
聞き覚えのない名前・・・・。
「この度は、とんでもない事故を起こして、本当に申し訳ありませんでした」
「ああ、あなたですか」
俊輔はようやく合点がいった。
じつは、俊輔の生活をここまでメチャクチャにした張本人が瀬川美紗だった。
青信号を渡っていた俊輔に突っ込んできたのが瀬川美紗の運転する車。俊輔は転倒、左腕を骨折。ほかに怪我をしなかったことが奇跡のような事故だった。
過失は100%瀬川美紗にあった。しかし、間に立ったのは保険会社。怪我の治療費はともかく、アルバイト代の査定は思いのほか厳しかった。というのも、俊輔はここ数ヶ月、ゼミが忙しくてアルバイトを休みがちだったのである。
保険会社は、その休みがちだった俊輔の収入を基準に補償金額を計算した。
(まったく、こんな怪我を負わせておいて、顔も出さない・・・)
俊輔は、事故のとき、車から飛び出してきた顔面蒼白の喪服姿の女性を思い出した。
(何でも金で片付ける嫌なタイプの女)そう思っていたから、今さら何を・・・、と女性の来訪を訝(いぶか)った。