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熟女美紗  情交の遍歴
第5章  情事の香り 社長 幸一
 美紗は思わずそう言うと、幸一の手を乳房に触れさせた。
 幸一は乳房を優しく握ると突き出た乳首を口に含んだ。

 「あああ、いいわ・・・」
 「そうよ。そう。もっと、もっと吸って、優しくよ」

 幸一の口の中でコリコリと硬くなっていく乳首。
 舌の先で転がされる快感・・・。
 美紗の甘い吐息に幸一はようやく自分を取り戻した。

 「いいの。美紗さん、初めての経験で興奮しすぎて混乱したようだ」
 「ウソばっかり。奥様もいるのに」
 「女房は別だ・・・。それに、あれとはもう、随分ない」
 「奥様以外で、初めてなの」
 「ああ」
 「本当・・・?」
 「本当だとも。君は・・」
 「・・・・わたしも初めてよ」

 美紗は嘘をついた。

 「そう。君の方は経験があるのかと思った」
  
 しばらくすると今度は美紗の手が幸一の右手の人差し指を持って、股間に誘う。

 「ここよー」

 美紗に握られた幸一の指先は生暖かい潤いの中に沈んだ。
 美紗は幸一の指先が肉芯に当たると、握っていた指を離した。

 「あああーー」

 幸一の指はヌルッと滑って肉壺の中に吸い込れていった。
 指の付け根まで沈むとゆっくり引き出した。
 指の先まで引き抜くと幸一は再び指を沈めた。
 幸一は蜜に濡れた人差し指に中指を重ね、その2本の指は肉壁の感触を味わいながら、壺をゆっくり攪拌し続けた。
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