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第7章 秋桜の秘密

「…柊司さんの赤ちゃんが欲しい…。
お願い…。孕ませて…」
…夜の神秘的な湖のように潤んだ瞳が、淫らに訴えかける。

「…澄佳…」
「…だから…たくさん…して…」
…ぞっとするほどの艶やかな色香を滲ませ、男を誘う…。
その傷つきやすい花のような唇を貪り、柊司は天鵞絨のようにしっとり滑らかで、愛欲の蜜に塗れた淫肉の奥深くを犯し続けた。

「…ああ…いい…っ…おく…とどいて…んんっ…」
…いやらしい譫言を息を弾ませながら囁く。
その柔らかで…ともすれば消え果ててしまいそうな淡雪のような身体を犯しながら…けれどいつの間にか、そんな澄佳の身体にしっとりと包み込まれ…優しく抱かれている自分を感じる。

「…澄佳…！…愛してる…！」
自分の所有の烙印を押すかのように、そのか細く白い肩に歯を立てる。

「…ああっ！…イッちゃ…う…！」
透き通るような優美な華奢な背中を仰け反らせ…澄佳は達した。
同時に淫肉のきつい収縮を受け、柊司は低く呻き澄佳の中に熱い淫液をしたたかに叩きつける。
…初めて、柊司の生の精液をその身に受け…下肢が痺れるような衝撃に、澄佳は我を忘れて乱れる。
「…んんっ…！…あつ…い…！…ああ…ん…っ…」
熱い飛沫を受け、澄佳は身体を細かく震わせ…崩れ落ちる…。
その身体を掬い上げるように背後から抱き竦め…ともにシーツの海に沈み込む。

…繋がった淫肉から、柊司の放った夥しい牡液と澄佳の熱い愛の蜜が混ざり合い…白磁のような太腿に滴り落ちる。

「…澄佳…。
誰よりも…愛しているよ…」
意識を手放す寸前の澄佳の唇を奪い、優しく愛を囁く。
「…私もよ…」
…愛しているわ…。
濡れた唇の形で、その言葉を伝え…澄佳はその長く濃く美しい睫毛をそっと伏せた…。