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フリマアプリの恋人
第7章 秋桜の秘密
翌朝、澄佳の心尽くしの朝食を摂りながら柊司はひとつの提案をした。
「もしよかったら午後から妹の病院に一緒に行ってもらえないかな?」
この日は講義が午前中までだったのだ。
澄佳はテーブルに淹れたてのコーヒーを置きながら驚いたように目を見張った。
「…私が…伺ってもいいの?」
「もちろん。君を妹に紹介したい。
あのアクセサリーの作家さんだと知ったら驚くだろうな。
…それから…僕のお嫁さんになるひとだということもね…」
「…柊司さん…」
感激に…その美しい瞳を潤ませる澄佳の手を取り、恭しく口づける。
「…妹もきっと喜ぶ。
こんなに美しいお義姉様が出来ることを…」
「…私…幸せすぎて、怖い…。
こんなに幸せで…いいのかしら…」
可憐な桜色の唇を震わせる澄佳の貌を、優しく引き寄せる。
「…じゃあ、早く慣れて。
澄佳はこれからもっともっと幸せになるんだから…」
「…柊司さん…」
…白い頬に涙が溢れる前に、柊司はそっとその美しい唇を封じた。
「もしよかったら午後から妹の病院に一緒に行ってもらえないかな?」
この日は講義が午前中までだったのだ。
澄佳はテーブルに淹れたてのコーヒーを置きながら驚いたように目を見張った。
「…私が…伺ってもいいの?」
「もちろん。君を妹に紹介したい。
あのアクセサリーの作家さんだと知ったら驚くだろうな。
…それから…僕のお嫁さんになるひとだということもね…」
「…柊司さん…」
感激に…その美しい瞳を潤ませる澄佳の手を取り、恭しく口づける。
「…妹もきっと喜ぶ。
こんなに美しいお義姉様が出来ることを…」
「…私…幸せすぎて、怖い…。
こんなに幸せで…いいのかしら…」
可憐な桜色の唇を震わせる澄佳の貌を、優しく引き寄せる。
「…じゃあ、早く慣れて。
澄佳はこれからもっともっと幸せになるんだから…」
「…柊司さん…」
…白い頬に涙が溢れる前に、柊司はそっとその美しい唇を封じた。