この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
フリマアプリの恋人
第8章 epilogue
「…んっ…ああ…柊司さん…」
唇を貪られ、巧みな口づけを与えられ澄佳は息を弾ませる。
「…瑠璃子は…?まだ帰っていないの?」
口づけの合間に妹を気にする柊司の髪を、優しく撫でる。
「…瑠璃ちゃんはお友達のお家にお泊まりよ。
明日、部活のメンバーのお誕生日会をするから、その準備ですって…」
「…そう。瑠璃子は泊まりに行ける友達ができたんだね…」
…良かった…と、嬉しげに目を細める。
そうして愛情を込め、ぎゅっと抱きしめる。
そのまま逞しい腕に澄佳を抱き上げ、店の奥の階段を昇り始めた。
「柊司さん…!」
「暴れると落ちるよ、奥様…」
甘く見つめられ、澄佳は堪らずにその引き締まった首筋に腕を絡ませた。
「…もう…」
切なげな吐息を漏らし、その胸に身体を委ねる。
幼な子のように素直に甘え、呟く。
「…会いたかった…柊司さん…」
柊司のシャツを握りしめる澄佳の手には、プラチナの結婚指輪がきらりと光る。
澄佳を抱き上げる柊司の手にも…。
…二人の結婚は週末婚であった。
唇を貪られ、巧みな口づけを与えられ澄佳は息を弾ませる。
「…瑠璃子は…?まだ帰っていないの?」
口づけの合間に妹を気にする柊司の髪を、優しく撫でる。
「…瑠璃ちゃんはお友達のお家にお泊まりよ。
明日、部活のメンバーのお誕生日会をするから、その準備ですって…」
「…そう。瑠璃子は泊まりに行ける友達ができたんだね…」
…良かった…と、嬉しげに目を細める。
そうして愛情を込め、ぎゅっと抱きしめる。
そのまま逞しい腕に澄佳を抱き上げ、店の奥の階段を昇り始めた。
「柊司さん…!」
「暴れると落ちるよ、奥様…」
甘く見つめられ、澄佳は堪らずにその引き締まった首筋に腕を絡ませた。
「…もう…」
切なげな吐息を漏らし、その胸に身体を委ねる。
幼な子のように素直に甘え、呟く。
「…会いたかった…柊司さん…」
柊司のシャツを握りしめる澄佳の手には、プラチナの結婚指輪がきらりと光る。
澄佳を抱き上げる柊司の手にも…。
…二人の結婚は週末婚であった。