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砂漠の薔薇
第1章 デ
大学時代からの彼氏と付き合ってもう8年。
お互いに上京組で、同学年の私たちは就職して2年目にアパートの更新時期が来て
そのまま更新するか、引っ越すかで2人で物件情報を探していた時に
ふと同棲したら今よりも快適になるんじゃないかと考えついた。
そのまま同棲して4年。
私たちは同棲して2回目の更新時期に差し掛かろうとしていた。
システムエンジニアの彼とは生活のサイクルが微妙に違う。
深夜に帰ってくる彼とは平日は週に2回起きている顔を見ればいい方だ。
私が寝た後に帰って来て、私は彼がまだ寝ている時間に出社する。
「同じ家で良かったよね!別々に暮らしていたら本当に会わないよね」
そうホッとして笑顔で話あったのはいつだったか。
こんな事を考えるのは昨日ポストに入っていた管理会社からの手紙のせいだ。
3ヶ月後の更新のお知らせが事務的に書かれたその手紙は
私の心をザワつかせた。
このままこの人と、人生も更新していいんだろうか。
ふと考えた想いはずっと私の心の奥底にくすぶっていたものだ。
お互いに上京組で、同学年の私たちは就職して2年目にアパートの更新時期が来て
そのまま更新するか、引っ越すかで2人で物件情報を探していた時に
ふと同棲したら今よりも快適になるんじゃないかと考えついた。
そのまま同棲して4年。
私たちは同棲して2回目の更新時期に差し掛かろうとしていた。
システムエンジニアの彼とは生活のサイクルが微妙に違う。
深夜に帰ってくる彼とは平日は週に2回起きている顔を見ればいい方だ。
私が寝た後に帰って来て、私は彼がまだ寝ている時間に出社する。
「同じ家で良かったよね!別々に暮らしていたら本当に会わないよね」
そうホッとして笑顔で話あったのはいつだったか。
こんな事を考えるのは昨日ポストに入っていた管理会社からの手紙のせいだ。
3ヶ月後の更新のお知らせが事務的に書かれたその手紙は
私の心をザワつかせた。
このままこの人と、人生も更新していいんだろうか。
ふと考えた想いはずっと私の心の奥底にくすぶっていたものだ。