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砂漠の薔薇
第2章 ザ
改めてじっと見てみれば、かなりの高身長とかなりのイケメンで
今まで「奢ってよ」と言えば、どんな女性もみんな奢ってくれたんだろう。
その図々しさに半分呆れて
確かに私が悪いのかも、と半分納得して・・・
今帰ってもこーちゃんは帰ってないか。
と、1人パックする姿を想像してみる。
一杯か。
「良いですよ。行きましょう」
ワーカホリックの、エリート君に一杯奢るのも楽しいかもしれない。
私のその言葉に嬉しそうに笑って
「俺の行きつけでいい?」
と、私が返事をする前にタクシーを止めた。
「関内まで」
隣の駅なのにタクシーを使うあたりエリート君だ。
「まだ9時半なんだから電車で行けばいいのに」
そう言った私に笑って
そっと耳元に顔を寄せる。
「あの集団と一緒に帰りたくない」
女遊びに慣れているのか、からかっているのか。
とにかくイケメンのエリート君はそんな言葉を恥ずかしげもなくつぶやいて
私の髪をくしゃっとした。
今まで「奢ってよ」と言えば、どんな女性もみんな奢ってくれたんだろう。
その図々しさに半分呆れて
確かに私が悪いのかも、と半分納得して・・・
今帰ってもこーちゃんは帰ってないか。
と、1人パックする姿を想像してみる。
一杯か。
「良いですよ。行きましょう」
ワーカホリックの、エリート君に一杯奢るのも楽しいかもしれない。
私のその言葉に嬉しそうに笑って
「俺の行きつけでいい?」
と、私が返事をする前にタクシーを止めた。
「関内まで」
隣の駅なのにタクシーを使うあたりエリート君だ。
「まだ9時半なんだから電車で行けばいいのに」
そう言った私に笑って
そっと耳元に顔を寄せる。
「あの集団と一緒に帰りたくない」
女遊びに慣れているのか、からかっているのか。
とにかくイケメンのエリート君はそんな言葉を恥ずかしげもなくつぶやいて
私の髪をくしゃっとした。