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砂漠の薔薇
第4章 ト
「こーちゃ、ん。それって」
更新しないってどういう事?
「少し離れてみよう、
いや・・・離れたい・・・」
そこまで言ってやっとパソコンを打つ手を止めた。
「今日はその話をするために仕事を持ち帰って早く帰ってきた」
私は麦茶を注いだコップをキッチンに置き去りにして
こーちゃんの目の前に座った。
なにから聞いたらいいのか分からない。
色々な考えが頭の中をぐるぐる回って言葉が喉に張り付いて声にならない。
「俺、仕事が忙し過ぎてセックスする気にならないんだ」
そんな私に向けて発せられた一言目がそれで
一瞬理解できなかった。
「え・・・?」
「だからさ。家に帰ってくるともう眠りたいんだよ」
「・・・・」
「真由花には悪いと思ってる。でも俺この仕事でやっていきたいんだ」
うん。分かってる。分かってる。
こーちゃんがこの仕事を必死にやってることも
忙し過ぎる事も分かってる。
だから!
だから・・・
だから私、エッチしようって言ってないよね?
「真由花は口に出さないけど、ひしひし感じるんだよ」
え・・・?
「私を見て。私とセックスして?なんでセックスしてくれないの?って
オーラを感じるんだよ」
なに、それ。
「俺、いま長期の仕事してて当分忙しい」
うん・・・
私、なにも文句言ってないじゃん?
「たぶんこの仕事が終わるのって年単位だ」
このって、こーちゃんずっと忙しいじゃん。
「真由花のこと考えないで仕事に没頭したい」
それって―――
更新しないってどういう事?
「少し離れてみよう、
いや・・・離れたい・・・」
そこまで言ってやっとパソコンを打つ手を止めた。
「今日はその話をするために仕事を持ち帰って早く帰ってきた」
私は麦茶を注いだコップをキッチンに置き去りにして
こーちゃんの目の前に座った。
なにから聞いたらいいのか分からない。
色々な考えが頭の中をぐるぐる回って言葉が喉に張り付いて声にならない。
「俺、仕事が忙し過ぎてセックスする気にならないんだ」
そんな私に向けて発せられた一言目がそれで
一瞬理解できなかった。
「え・・・?」
「だからさ。家に帰ってくるともう眠りたいんだよ」
「・・・・」
「真由花には悪いと思ってる。でも俺この仕事でやっていきたいんだ」
うん。分かってる。分かってる。
こーちゃんがこの仕事を必死にやってることも
忙し過ぎる事も分かってる。
だから!
だから・・・
だから私、エッチしようって言ってないよね?
「真由花は口に出さないけど、ひしひし感じるんだよ」
え・・・?
「私を見て。私とセックスして?なんでセックスしてくれないの?って
オーラを感じるんだよ」
なに、それ。
「俺、いま長期の仕事してて当分忙しい」
うん・・・
私、なにも文句言ってないじゃん?
「たぶんこの仕事が終わるのって年単位だ」
このって、こーちゃんずっと忙しいじゃん。
「真由花のこと考えないで仕事に没頭したい」
それって―――