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砂漠の薔薇
第3章 |
2年ごとのマンションの更新は、未来への約束のように思えた。
後2年は一緒にいる。
見た目よりも実用性を考えたパジャマは可愛くはなくて
私もいけないよね。
と、今回の更新の案内の手紙は色々と私を惑わせる。
今まで、特に気が付きもしなかった色々な状況と感情が
一気に私に「気付け!」と攻め立てているようで。
「ねぇ。こーちゃん」
冷蔵庫を開けて、中から麦茶を出してコップに注ぐ。
「テーブルの上の更新の手紙、読んだ?」
「あぁ」
「更新費用いくらだっけ?今回も半分づつでいいよね?」
一瞬の間をおいて
「真由花、その事なんだけど・・・」
ドクンドクンと、心臓が打った。
なんだろう・・・嫌な予感しかしない。
そうだ。こーちゃんのこの声を知ってる。
「更新は、やめないか―――」
こーちゃん、それ、意味が良く、分からないよ。
後2年は一緒にいる。
見た目よりも実用性を考えたパジャマは可愛くはなくて
私もいけないよね。
と、今回の更新の案内の手紙は色々と私を惑わせる。
今まで、特に気が付きもしなかった色々な状況と感情が
一気に私に「気付け!」と攻め立てているようで。
「ねぇ。こーちゃん」
冷蔵庫を開けて、中から麦茶を出してコップに注ぐ。
「テーブルの上の更新の手紙、読んだ?」
「あぁ」
「更新費用いくらだっけ?今回も半分づつでいいよね?」
一瞬の間をおいて
「真由花、その事なんだけど・・・」
ドクンドクンと、心臓が打った。
なんだろう・・・嫌な予感しかしない。
そうだ。こーちゃんのこの声を知ってる。
「更新は、やめないか―――」
こーちゃん、それ、意味が良く、分からないよ。