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御主人様のお申し付け通りに
第12章 一緒にすんな
私はまた、羞じらいながら指を静かに動かす。

「丸見えだぜ、何もかも。俺を日頃なめた扱いするとぉ、セックスでお仕置きされるんだ。分かったか?」

ニュプッ、ニュプッ…

指先の第二関節まで、突っ込みグリグリする。

正直、こんな指の太さで快感なんて得られない。

永田の太い感覚を思い出して、するとすぐに快感を得られる。

「俺の顔を股の間から見ろよ?」

仰せの通り、永田様。

そして、永田の突き刺す程の冷酷な声と、表情で私は一気に登り詰める。

「んふっ…んっ…んんっ…はぁっ…あ…あっ!…」

もう後少しで私の絶頂が、永田へと辿り着く!

「早いな、もうイクのか」

「ダメなのぉ?…イッちゃダメッ?…だって…永田が好きだもの…好きで…んっ!…好きで…あっ!…好き過ぎて…あふっ…あふっ…」

私は身体全体をガクガクさせながら叫ぶように言った。

「イクん!…すぐに…イクん!!」

私は、さすがに力を振り絞るくらい全身全力でイッたから、うつ伏せて口元からヨダレを垂らしながら、釣られた魚みたいに身体中をヒクヒクさせていた。

「よぉし、よく分かった。今ので今回のおまえの俺に対しての無礼な振る舞いは許してやるよ」

永田は私の側に来て、お尻にキスをした。

「可哀想だから、ちょっと休憩させてやる」

私の肩や背中に触れながら、耳元で囁く。

「後で、ご褒美に俺のイイモノ見せてやる」

もう…ブッチャケ…疲れてるから…どっちでもいいよ…。
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