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御主人様のお申し付け通りに
第5章 勝手にしろ
私は涙が出た。

「なんで、泣くの?」

と、わざわざ車を停めて、抱き締めてくれた。

「これからは幸せになるんだから、泣くなよ。自由って幸せがトシコのライフスタイルだろ」

「ふぇ~ん…そうだけど、何かごめん。寂しくて涙が止まらないの…ふぇ~ん」

私は泣きじゃくった。

「寂しいって思ってくれるのか。嬉しいよ、ありがと」

やだやだ、ありがとなんて言わないで。

これで、本当に縁が切れちゃうみたいで、やだやだ!

「トシコ、今夜最後におまえを抱きたい。…それって許されないかな?」

元旦那は泣き顔の私にキスをした。

最後だと言われて、悲しくてまた涙が零れた。

「…うん」

すると、そのままグッと抱かれてディープキス。

車の中で、しばらく濃厚なキスをして、そのままホテルへと行って、元旦那と久しぶりで最後のセックスをした。

ずっとしてなかったから、穴の中に太いものが入れられる感触が、たまらなかった。

いつも自分の指と…。

この前の永田の指と口唇の…。

あの感触しか身体は反応しないから。

「…あぁ、キモチイイ…凄い中が濡れてる…俺のでこんなになってて、嬉しいよ…」

元旦那は腰を振りながら、私のアソコを見て喜んで快感していた。

「んっ…んっ…あん…見ちゃいや…恥ずかしい…」

私は手で隠そうとすると、その手をどけられる。

「可愛いよ…トシコのそういうとこ…はっ…はっ…はっ…すんなり入ってく…グチョグチョだ…」

「ダメ…そんなにしたら…やん…あん…キモチ…」

少し激しく腰を振り出して、私は奥まで達するから、更にキモチよくなっていった。

「俺と別れて、たまってたろ?」

「うん…うん…あん!…キモチイイヨォ~…」

「寂しくなった時はどうしてたの?」

「ヒミツ」

「そっかヒミツか」

自分の指と永田だなんて、言える訳ない。

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