この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
御主人様のお申し付け通りに
第9章 意外とねぇ
こういう話になると、絶対に私が非常識みたいに捉えられるから嫌なのに。

「安いもやしを買い物して、味噌汁の味付けみて。それはおまえにとったら苦しみなのか?自分が選んだ人生なのに?」

「自分が選んだから、苦しみだって耐えられんでしょうが。選ばすとも苦しまずとも、耐えられる自由でラクな生活が出来るなら、とっくにそうしてるっての!」

うるさいな。

「思想を強く語るわりには世間を、他人をなめてるな。おまえって」

「なめてない。別に理解して貰おうだなんて思わないけどねぇ。あんたみたいにケチ付けてくるだけの分からず屋だとか、私を否定する人は、極力身近から居ない方がいい!私には私の思想の理解者だけ居ればいいの!」

そうやって、今までそれでも様々な出来事を我慢しながらやってきた。

「極めて無理だな」

永田は皿にもやし炒めを盛って、ちょっとだけ取って、私の口へと食べさせた。

「美味しいか?」

あ…、意外と美味しい。

「うん」

「たかが料理で、その判断はウマイかマズイかしかないんだから。仮にマズイと否定されたからって、そこまで意固地になる事かって、俺は言いたいねぇ」

「意固地だとかじゃない!そんな私は単純に生きてないんだってば!…あんたのが充分意固地でしょ?」

「おまえだって他人を否定するくせに?逆にさぁ、否定された方が無限の思想が働くから、俺はそっちのが楽しみが、広がると思うんだけどねぇ」

「うるさい!うるさい!私を語るな!」

私は、おたまを片手にジタバタと苛立ちを身体で表現した。

「他人の言葉にイチイチこだわり過ぎなんだよ、おまえはさ」

ムムムッ…ムカツクーーー!
/165ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ