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御主人様のお申し付け通りに
第11章 元旦那との別れ
重い物も、休みの日に永田は嫌がらずに運んでくれる。

あんなに昨晩は真夜中まで、エッチしまくって疲れているのに。

永田は朝っぱらから、ガンガン運び出す。

「電化製品はリサイクル会社に引き取りにきてもらうから、そのままで」

「う…うん」

「洋服入れんのは、給料出たら俺が用意する」

「う…うん」

永田は携帯電話を取り出して、すぐにリサイクル業者を調べて電話をかける。

「…あぁ、もしもし?…えぇ、はい、今週の土曜あたりでも…はいはい…よろしくお願いします」

とっと電話をして、さっさと切る。

「あ、あのさ。私、土曜日はちょっと予定あるんだよね」

実は前の旦那と、本気で最後に会おうと思ってて。

「何の予定?」

永田は洋服ラックを置きながら訪ねる。

言える訳ないし。

「友達と」

「友達と出掛けるのか?」

「そうなんだよね、アハハ☆」

「呑気だな、おまえは」

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