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白い指先と甘い吐息
第4章 重なり合う時間(とき)
「俺はいいからー」

なつみの輝いてる笑顔で
悲しかった日々が 
波の音に溶けていくような
そんな心地よい風が
貴史の心に吹いていた。


(無邪気に遊ぶなつみが 愛おしい。
この先 何があっても 
彼女だけは手放さない)


この瞬間に貴史は 
なつみとの結婚を決意した。
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