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白い指先と甘い吐息
第4章 重なり合う時間(とき)
「なんかおれ、お腹すいちゃったんだけど
ルームサービスがあるから 注文しようか」

そういって 貴史はメニューを開き 
サラダやピザ、グラタンなど適当に頼んだ。

「なつみは何料理が好きなの?」

ビールを飲み 食べながら 
貴史がなつみに尋ねる。

「イタリアンかな。
あーでもフレンチもいいなぁ。
それと おすしも好き!」

子供のように 無邪気に答えるなつみを
愛おしいと貴史は思った。

「ぷぷっ なつみったら
子供みたいだ。
いいよ どこにでも連れて行ってあげるね」

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