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白い指先と甘い吐息
第6章 鮮やかな夏
「えーホント?なんか 
その台詞自体がすんごい甘過ぎだよー。
貴史さんは美容師だから 
やっぱり口がうまいのね」

なつみは照れ隠しにそんな事をいった。


「お世辞じゃないよ、本当にそう思ったんだ。」


貴史は、ゆるやかに笑うと
なつみの手を握った。

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