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白い指先と甘い吐息
第8章 翳りゆくとき
「悟も美香さんにはよくなついていますし、まだ、なつみさんは貴史と出会って日が浅いですよね?
そのへんの事も考慮していただけないかしら?」
悟の顔が浮かんだ。
いつも教育者として後ろめたい気持ちがあったのは否めなかった。
「あなたは若くて可愛いから、いくらでも素敵な人が現れます。しかも教師になって2年でしょう。まだこれからって時に、その将来の邪魔になるような恋愛は避けた方がいいと思います」
(婚約者・・・浮気・・・悟くん・・・教師・・)
なつみの頭の中はパニック状態だった。
何から考えていいのかわからなくなっていた。
そのへんの事も考慮していただけないかしら?」
悟の顔が浮かんだ。
いつも教育者として後ろめたい気持ちがあったのは否めなかった。
「あなたは若くて可愛いから、いくらでも素敵な人が現れます。しかも教師になって2年でしょう。まだこれからって時に、その将来の邪魔になるような恋愛は避けた方がいいと思います」
(婚約者・・・浮気・・・悟くん・・・教師・・)
なつみの頭の中はパニック状態だった。
何から考えていいのかわからなくなっていた。