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白い指先と甘い吐息
第9章 引き寄せあう心
「なつみ、これは夢じゃないよね?」

「うん、もしこれが夢だったら、私生きていけないわ」

「もう俺の前から消えたりしないでくれよ」

「うん、二度と離れたくない」


一度は消えそうになった虹が、再び光を取り戻し輝き始めた。
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