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白い指先と甘い吐息
第2章 じらされて
もしかしたら あれは夢だったのかしら? 
そう思おうともしたが
シャワーを浴びるたび
自分の手が乳房に触れるたびに
 
貴史の手の感触を
甘いささやきを
そして 鏡の中の自分を 
思い出してしまう。

夢じゃない。
生れて初めて感じた 激しいエクスタシー。
忘れられるはずもなかった

貴史に会いたい。
もう一度 あの指に愛されたい。
なつみはもやもやした気分を持てあましていた。
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