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白い指先と甘い吐息
第2章 じらされて
部屋にもどったなつみは 
シャワーを浴び、
見ないテレビをつけて 
一人ワインを飲んだ。


貴史はさっき、なんて言ったんだろう? 
もっとよく見ればよかった、
と悔やんだ。

そして ハンドルを握っていた 
貴史の指が脳裏に焼きついて離れない。
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