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白い指先と甘い吐息
第2章 じらされて
キッチンで
コーヒーを継ぎながら 
貴史は自分がドキドキしていることに気がついた


(落ち着け、俺)

リビングに運ぶ時も 
かちゃかちゃコーヒーカップがうるさい。

貴史は緊張している自分が 
妙に 可笑しかった。
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