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白い指先と甘い吐息
第2章 じらされて
貴史は子供のころ飼っていた 
ハムスターを思い出した。

両手でそっと
包み込むように持ちあげると 
下から可愛らしい表情で貴史をみつめる。

(ずっと 僕が守ってあげるからね)

そう思いながら頬ずりした、少年のころを。


亜季もなつみも、そんな気持ちにさせるのであった。



もう少し この人を見ていたい。
そんな気持ちで カットを申し出た。
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