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白い指先と甘い吐息
第3章 流されて
お茶を淹れながら、母が貴史に

「悟も大きくなったわね。
そろそろ 再婚を考えてみたら?」

「んー。まぁ そのうちに」

「悟にも 母親が必要だし
あなたにも 休まる家庭がないと大変でしょ」


ここ最近 繰り返す いつもの会話だった。
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