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白い指先と甘い吐息
第3章 流されて
貴史は美香が部屋に入った時から
この展開に予想はついていた。

今まで美香に対して
恋愛感情が持てない貴史だったが

(流されてみるのもいいかな)

そう思い始めていた。


時間は元には戻らない。
失ったものは 
二度と手には入らないのだから。
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