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白い指先と甘い吐息
第3章 流されて
リビングで仕事の話をしながら 
二人でボトルを空にしたころ
美香が潤んだ瞳で
貴史を見つめていた。


「そろそろ家に送ろうか?」

貴史が聞くと 美香は首を振り
思いつめたように 口を開いた

「私 ずっと前から店長の事が好きでした。
奥さまが亡くなられてから 
店長のことだけを見てきました」

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