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新体操顧問の秘密のレッスン
第31章 顔合わせ

亮はいつものように受付嬢として仕事をしていた。茜が亮に『今日は特別なお客が来るからその時には志賀と代わりなさい』と仕事が始まる前に言っていたので志賀もモニター室内で待機していた。そんな志賀に亮が「あの…特別なお客様って、どんな人なんですか?」と聞いたので志賀は「オーナーが唯一、認めた特別会員だよ。本来ならウチの会員証は有料で本人のみの有効なのはわかっているよね?」と志賀が亮に聞いたので亮は「はい。そのためにモニターで会員証の提示をしているのですよね」と答えた。すると志賀は「他にはリピート率を取っている理由でもあるけどね」と持っていたノートパソコンを亮に見せた。そこには会員達の名前と来店記録の一覧表があった。志賀は「この来店記録でランク分けをしているんだ」と言って「だけど、その方はオーナー自らそのカードを渡して本来なら本人のみの所も免除しているんだ」とノートパソコンを机に戻す。亮は「オーナー自らって、その方ってのはいったいどんな方なんですか?」と志賀に詰め寄る。しかし志賀は「それは来店すれば解るから、今は仕事を…」と亮にモニターを指差した。そこには1人の会員が居たので亮は急いで対応する。やがて時間が立ち亮はトイレに行くので志賀と交代した。するとモニターに可奈子達が映ったのでまずは茜にインカムで連絡すると[リオに案内させて]と指示を受けたのでちょうど戻って来た亮に「お待ちかねの特別会員様が来たからオーナーの所に案内して」と亮に言う。亮は「あっ、はい」と急いで扉を開けに向かった。亮が扉を開けて「いらっしゃいませ」といつものように言うと可奈子は『あら、新人さんね』と亮を見て言うと亮は「はい、よろしくお願いいたします。オーナーの所に案内させていただきます」と答えて可奈子を見た。亮はてっきり男性客だと思っていたので可奈子を見たのだ。そしてその後ろにいる二人もチラッと見て茜の所に向かった。茜の部屋にノックしてから入ると茜が『いらっしゃい、待ってたわ』と可奈子に言うので可奈子も『ホラ、二人も挨拶しなさい』と可奈子の後ろでうつむいてキングに耐えている二人に言ったので亮も思わず二人を改めて見た。亮が二人を見て「えっ…」と声を出したので可奈子が『茜、あの娘…』と言うと茜が『さすがね』と返し、可奈子に『そうよ』と答えてから『リオ、ちゃんとご挨拶しなさい』と言った。

