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新体操顧問の秘密のレッスン
第36章 オフ会2

そしてパーティーと呼ばれるオフ会が始まる。パーティー参加者は会場入り口で会員証の提示をすると会員ナンバーが入った2種類のプレートを渡される。会員カードと同じゴールドと黒のプレートでゴールドは会員本人用だ。そしてそれを付けると中に入れた。するといつもの仕事着姿のリオが「いらっしゃいませ。こちらから1枚、引いて下さい」と会員に箱を差し出す。中には三角クジが入っていたので会員が「おや、リオちゃんと此処で会えるとは思わなかったよ」とその会員が連れの女性にリオの事を説明しながらクジを引いたのでリオは「クジの発表は後程ありますので。ではごゆっくりとお楽しみくださいませ」と頭を下げる。会場内では正装している者や、ボンテージ姿の者等もいた。会場の隣に更衣室があるのでそこで各々、着替えていた。黒田が会場に来てゴールドのプレートを付けるとリオが「あっ、先生…」とリオが黒田のプレートの数字を見て「11番ッ」と驚くと黒田は「ナンや知らんかったンか?茜はんのファンなら当然ヤ」と笑って言った。リオは「流石ですね」と微笑んでから言い「では1枚、引いて下さい」と箱を差し出して説明すると黒田は「その格好だとホンマ女性ヤナ」とリオに言ったのでリオは「ありがとうございます」と答える。そして黒田が箱から手を出してクジを見せたのでリオが「はい。では楽しんで行ってくださいませ」と黒田に頭を下げた。そんなリオに黒田は「ホナ、そうさせてもらうワ」とリオに言って足を進める。黒田はとりあえず軽く会場内を見渡すと、ちょっとした軽食とドリンクがあったのでそこに向かった。黒田がそれを頬張って居ると一人の男が黒田に声をかけた。黒田が振り返るとそこには50代くらいのスーツ姿の男と若い女性が居た。そして黒田はその男の顔を知っていたので「ナンや、伴場はんも会員やったンか?」と言うと伴場は「それは僕の台詞ですよ。それも11番だなんて…」と黒田のプレートを指差して言うので黒田は「まぁ、コレはワイの自慢やからナ」と笑うと伴場の連れの女性が「監督のお知り合いですか?」と言うので伴場が「そうだよ。ウチがお世話になっている外科の先生」と言うので黒田は「ひょっとして新人はんかいナ?」と伴場に聞いた。伴場は「あっ…、ホラ自己紹介して」と女性に言ったので女性が「あっ…新人の樹理と言います。宜しくお願いします」と黒田に一礼して言った。

