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第36章 オフ会2

黒田はそんな樹理を見て伴場に「ホナ、この娘もウチに？」と言うので伴場は「あっ…この娘はこのままの路線で…」と答えた。樹理はそんな二人の会話を聞いてはいるが訳が判らずにいると黒田が「今度はロリータ路線かいナ？」と樹理を見て言う。樹理は黒田がロリータ路線と言ったように童顔で、胸も小さかった。樹理が「今度って？」と伴場に聞くと伴場は「コレはオフレコだけど、樹理の先輩達の何人かはこの黒田先生の所で豊胸しているんだよ」と樹理に耳打ちする。樹理がそれを聞いて驚くと黒田が「まぁ、伴場はんの所以外の娘さんも数人居るけどナ」とビールを口にして言った。そして黒田が「それにしてもこんな所に新人はんを連れて来てどないやねん」と言ったので伴場が「あぁ、それはオーナーさんにもこの娘の作品を置かせてもらうのにと顔合わせと…」と言って暫く間をおき、更に「ちょっとした社会勉強ですかね？」と苦笑して言うので黒田は「社会勉強には刺激過ぎちゃうんか？」と笑った。樹理はまだ会場内でもさほど露出している者も少なく二人が言うほど過激とは思っていなかったので頭を傾けていた。すると会場の照明が暗くなりステージにスポットライトが当たりタキシード姿の茜が現れて挨拶をし始めた。まずは会員達への感謝を伝え、次に会場内のサポートをしている店のスタッフ達にも感謝し、そこで茜は『今日は店の受付嬢のリオにも手伝いに来てもらったので後程、回らせますので良ければ声等、掛けてやって下さい』とスポットライトがステージの端にいたリオに移動するとリオは一礼した。そして茜が『それでは、皆様、お時間の限りお楽しみ下さいませ』と挨拶をしステージの裏に消えると照明が戻る。すると会場にいた会員達が数人隣の部屋に向かったので樹理が伴場に「皆さん、何処に？」と言ったので伴場は「フフ、これからがこのオフ会の始まりだよ」と言ったので黒田は「せやな。ワイも今回はタイミングが合って参加できたけどそれまではホームページでのしか見れへんかったから楽しみやで」と伴場に言った。そして伴場が黒田に「それならば、是非ともNo.17の方は見ておくべきですよ」と教えると黒田は「あの例の…」と答えた。そのNo.17はホームページでのオフ会のブログでは有名人でパートナーの女性が美人な上にその格好が過激で人気があったがブログにはどうやら写真はNGらしく一切写真がなかったのだ｡