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第37章 目覚め

宮内は数分、更衣室にそのままで居たがさすがに仕事に戻らないといけないので意を決して更衣室から出て行く。すると近くに居た会員達が宮内に気付き何やら耳打ちをしているので宮内は急いでその場を去りやっぱりブラジャーを外すべきだったと思っていると目の前に先ほどの女性が居たので女性が『フフ、ちゃんとブラジャーは付けているわね』と宮内に言った。そしてたまたま近くに居た仕事仲間に気づかれ、「えっ、宮内？」と声をかけて来たので宮内が戸惑うと女性が『フフ、可愛いでしょう？今日から私のマキちゃんよ』と仲間に言ったので仲間はもう一度、宮内を見たので宮内が「あっ…そう言う事だから…」とまたその場から逃げるように去ったので仲間が唖然としていると女性が『君も良かったら彼みたいに変身させてあげましょうか？』と言うので仲間は「あっ…だ、大丈夫です」と急いで逃げて行く。宮内が逃げた先にちょうど茜が居た。茜より先にリオが宮内に気がつき茜に耳打ちをした。茜が宮内に『可愛い娘が居ると思うたら宮内やないか。シャツから見えるブラジャーとそのウィッグは店の物やけど何や宮内も女装するんやな？ホナ、今後はリオと同じように女装して仕事するか？』とリオを見ながら言うので宮内は「あっ…、これは…」と言うとリオが『宮内さん、可愛いくメイクをなされてますけどそれはご自分で？』と言うと女性が『それは私が…。茜ちゃんには一応、報告をしておかないとね？』と茜を見てから宮内に言う。すると茜が『何や、柚希はんの仕業やったか…』と笑う。[柚希は茜や可奈子達よりも年上でマダム感を醸し出す実業家で茜の店の近くに会員制SMクラブを経営し過去には茜にもスカウトしていたが茜には断れていた。それから柚希はクラブで使う道具や衣装を茜の店で仕入れる仲になっていた ]柚希が『茜ちゃん、今日から彼は私の新しい子供よ』と言うので茜が『へぇ、宮内が新しい子供ね』と言うのでリオが茜に耳打ちして「新しい子供ってのは？」と聞いた。それを見ていた柚希が自ら『私は可愛いければ男女問わずに私の好きなように出来る代わりにその人の希望を援助するの。ちょうど前の子供が辞退してきた所に彼と出会ったのよ』とリオに言った。宮内はうつむいていたので茜が『ホナ、今後の仕事はどないするん？』と宮内に聞くと柚希が『それはそのまま継続でいいわよね、マキちゃん？』と宮内に聞いた。