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新体操顧問の秘密のレッスン
第43章 冬休み

すると周りに居た女性達も『そのお姉さんの言う通りよ。誰もあなた達の車に乗りたいなんて思わないわ』と二人に言った。すると紳士風の老人からも『まずは自分達を磨きなさい。そうすれば自ずと女性から声をかけられるようになりますよ』と言われ二人は自分達の車に行くと逃げるように去ったので茜がその老人に頭を下げるとその老人は『貴女ももう少し露出を控えた方があのようなナンパに声を掛けられずにすんだのでは?』と言ったので茜はその老人に何かを言おうとすると可奈子が『そうですわね、私の方から良く言っておきます』と言って茜を車に乗せた。すると老人は『貴女のような女性が最近はすっかり居なくなって嘆かわしいのぉ』と去ったので周りの女性達は茜の服装に対して『あれ位、別に普通よね?』だの老人に対して『はぁ、あのじいさん、いつの時代の人間だよ』と若い娘も言っていた。当然、車の中の茜も『ナンやあのじいさんッウチにまで説教しょって…』と不機嫌になっていたのでリオが「茜様、めぐみちゃんが怯えてますから…」と茜をなだめる。めぐみはリオが言ったように怯えていたので翔馬が「大丈夫だよ。ホラっ」とめぐみを移動させた。リオがめぐみが居た場所に座りめぐみに「茜様、アレだから」と言うと翔馬は何の事かはわからなかったがめぐみには伝わりめぐみが「わかります。私もそういった日もあるので」とリオに言った。可奈子が『茜、めぐみを助けてくれた事には感謝するけど、あのご老人に暴言を言おうとした事には私もさすがにいくら茜でも怒るわよ』と茜に言ったので茜は『あぁ…悪かったさかい、そない、怒らんとって…』と素直に謝るのでそんな二人を見ていためぐみ達三人は可奈子が本当に怒ると怖いではなく恐いと感じ取った。そして五人は別荘に戻ると茜が『しかしまさか着物姿で来るとは思わんかったワ』と可奈子に言うので可奈子は『正月だしね』と言うと茜が可奈子に『二人にはさせたんか?』と耳打ちしたので可奈子が『今年はまだよ』と答えた。二人は今はキングではなくローターが中レベルで動いていてソファーに座りリオが出したお茶を飲んでいた。可奈子が『ちょっと用意して来るわ』とリビングから消えると翔馬が「あの、茜様、一つ聞いてもいいですか?」と言うと茜は『何や?』と返すと翔馬が「あの、可奈子様が本気で怒るとどうなるのですか?失礼ながらさっきの茜様を見るとご存じなのかと…」と聞いた

