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第47章 冬休み2

それから可奈子は翔馬のローターを止めると茜に『茜、裁ち鋏を貸してくれない?』と言うので茜が『エエけどそんなモン、どないする気や？』と聞いたので可奈子は茜に耳打ちすると『リオ、悪いけど頼むわ』と言う。リオは「わかりました」と事務所から作業場に向かう。翔馬はワンピースにシミを作って萎えるのを待っていた。そしてリオが戻って来ると可奈子が裁ち鋏を受け取るとめぐみに『動くと危ないわよ』とめぐみが着ている胸の前のカーテンのようにヒラヒラとしているキャミソールに鋏で適当にカットしていく。それにより隠れていた乳房が所々で露出した。またリングピアスの一部までの大胆なカットもあった。茜が『うわッ、ホンマ、エロいでッ』とめぐみに言うとめぐみは「ありがとうございます」と可奈子と茜に礼を言った。そして可奈子が『茜、店を少し物色したいのだけど？』と言うと茜が『この格好で？』とめぐみ達を見たので可奈子は『ええ、その為に少し早く来たのだから』と答えた。茜は少し考えて志賀に店のスタッフと客の人数を聞いた。店のスタッフは先程のパーティ会場からのスタッフ達で客も閉店が近いためか５人程だった。茜が志賀に礼を言うと茜はマイクを取り『えぇ、閉店間際やけどコレからＬさん達が店内を見て廻るそうなのでお客さん達はラッキーやったな？』と店内に放送する。そして茜は『志賀、ガードを頼めるか？』と言うと志賀は可奈子達を見て「ハイ、お任せください」と答えた。リオが志賀と交代してドア番をする。可奈子が志賀に『悪いけどお願いね』と事務所に入ってすぐに外したマスクを付けると2人にも被せてから店内へと向かった。その頃、放送を聞いた客達は歓声をあげていた。店のスタッフ達も閉店後まではもう休憩時間のようなものなのでスタッフ達も店内に向かった。客の１人が近くにいた見知らぬ客に「あの、なんで皆さんは喜んでいるのですか？」と聞いていた。すると聞かれた男は「なんだ、アンタ知らないのかい?」と言うので男は「ええ、いつもは通販でして今日はたまたま近くに寄ったので来店は入会時以来でして…」と答えると聞かれた男は「それじゃあ、ムリもねぇな。まぁ今から凄えものが見れるから楽しみな」と去って行くとやり取りを聞いていた若い男が「そうそう、Ｌさんがまたエロい身体をしているし他の2人も…」と呟く。