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第1章 　

今日が何日で、

あと何日が私達に残されているのか。

毎日そんなことを考えて、

私達は生きている。



タイムリミットのあるその快楽に

私も、貴方も

囚われ、溺れ、

そしてもう、離れられない――。









十歳の時、初めて男の人を美しいと思った。

十一歳の時、貴方に淡い初恋をした。

十二歳の時、貴方に釣り合いたくて必死に勉強した。

十三歳の時、自分に許嫁がいることを知った。　

十四歳の時、許嫁など嫌だと家出をして貴方を困らせた。

十五歳の時、現実を知り、淡い初恋は散った。