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虜 ~秘密の執事~
第1章
ぐちゅぐちゅという水音と、パンパンという肉のぶつかり合う音。
そして否定しようのない、自分の下半身からもたらされる内臓を引きずり出されるような鈍痛。
「いやあっ! 抜いて! ぬいてぇ……っ!」
後ろ手に縛られ、下半身を抱え込まれた椿は必死に叫ぶことしかできなかった。
近藤はその叫びにも興奮したように、抽挿を早める。
「い……イく……っ!」
極限まで叩きつけられたそれはいく直前に抜きだそうとされたが、間に合わずに椿の浅いところで己の欲望を吐き出された。
「いやぁ~……っ!」
絶叫しぷつりと自我の糸が切れた椿は、もう叫びも抵抗もしなかった。
大人しくなった椿を抱え上げた近藤は繋がったまま後ろから椿を抱えてカウチに腰を下ろす。
近藤はうっとりとした顔で椿の両胸を後ろから揉み上げながら、下から突き上げる。
「ああ……凄い締めつけだ……」
人形のようにぐったりとした椿は、そんな辱めを受けていながら何も反応することは無かった。
また近藤が高みに登り始めた時、
コンコンとオークの重厚な扉がノックされ、開かれた先には椿の守り役の榊が立っていた。
「椿……様……」
榊は目の前で繰り広げられている凌辱の惨状に、咄嗟に反応出来ず立ち尽くす。
目に映るのは近藤に下から貫かれ、はだけた胸を揉まれている椿だった。
しかしその顔に表情がないことを直ぐに察知した榊は、二人に走り寄り近藤を殴り飛ばした。
その拍子に前のめりに倒れた椿を、榊が受け止める。
榊の爽やかなリネンの香りが椿の鼻孔に届いた時、我に返った椿は叫んだ。
「いやあ! いやぁ……助けて!」
その絶叫は榊の心臓を鷲掴みにし、ひどい痛みをもたらす。
視線を近藤に移すと、彼は伸びて床に倒れていた。
榊は椿を抱きかかえると、私室の浴室へと運んだ。
椿を浴室まで連れてきた榊は、椿の腕からネクタイを解くとそっとタオルをかぶせる。
「椿様……私は主治医に言ってアフターピルを――」
「駄目っ!!」
「椿様?」
「いや……誰にも言っちゃ駄目……」
「しかし……」
「お願い……榊……」
「……わかりました。ではせめてシャワーで洗い流してください」
椿はゆっくりと頷くと、ガラス張りのシャワールームに入る。