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欲望の行末 ~愛しのアンドロイド~
第2章

「はあ……あん……あん……っ」
何度も角度を変え、執拗に突いてくる祐二に、絢は我を忘れて泣き叫ぶ。
「もっとお……もっとほしいの……!」
「もっと……? 何をです? 言って頂かないと、私にはわかりませんよ」
祐二はそう冷静に返し、絢に言葉にすることを求める。
一体どこでこんな知識を得たのだろうと、絢はぼうとした頭の片隅で訝しがるが、すぐに「またAV見たな」と合点した。
なかなか言葉にしない絢に、祐二は最奥まで穿つと、動きをぴたりと止める。
「いやぁん、意地悪しないで……」
「いやらしくて可愛い絢様。どうしてほしいのですか?」
「触ってっ! クリ、触ってぇ……」
頬をつるりと撫でられた手を必死に掴んだ絢が、そう淫らに言い募る。
「ああ、絢様。すごく卑猥で、凄く素敵です」
祐二は感嘆すると、望み通り二人が繋がった上にある秘芯を指先ではじく。
「………っ!!!」
絢のそこは、動きを止めて最奥まで受け入れた祐二の欲望をぎゅうぎゅうと締め付けると、声にならない声を上げて達してしまった。
一度緩んだ箍(たが)を締めなおすのは、容易なことではない。
絢は生理が来るまでの一週間の間、毎日祐二に抱かれた。
祐二はいつでもタフで、絢が満足するまでイかせ続けてくれる。
そして生理が始まってしまった絢は、常にイライラしていた。
「絢ぁ……なんかあったの?」
授業が終わっても微動だにしない絢に、直美は心配そうに声を掛ける。
「え?」
はたと我に返った絢に、直美の顔が曇る。
「絢、ずっとここ一週間、ふさいでる感じだったからさあ……生理痛酷かったの?」
後半は声を押し殺して、直美は尋ねる。
「生理……そうだ、もう……」
生理は昨日終わったところだった。
(祐二さんにまた、抱いてもらえる――!)
「ごめん、直美。用事思い出したから、早退する。先生に上手く言っておいて!」
引き留める直美を振り切り、絢は一目散と家に帰った。
「ただいま!」
まだ四限の時間なのに帰ってきた絢を訝しがりながら、祐二はいつも通り扉を開いてくれる。
「絢様? まだ学校の時間では……」
そう言いかけた祐二の形の良い唇を、絢は自分のそれで塞ぐ。
もう何度交わしたか分からない深いキスをすると、絢は祐二の腰に纏わりついた。

