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欲望の行末 ~愛しのアンドロイド~
第4章 おまけ
「な――っ!?」
あまりのことに絶句した絢に、祐二は悲しそうな顔で話しかける。
「絢様、私がおりますのに、どうしてご自分で慰めようとされるのです?」
(な、何言って……っ!?)
口をパクパクさせて言葉にできない絢に、祐二は胸を張って続ける。
「食事中、絢様の呼気の中にノルアドレナリンと女性ホルモンを多数感知いたしました。これは性的に興奮なさっているのだと思いお風呂を進めたのですが、まさか自慰をなさるとは思いませんで、勝手に入らさせていただきました」
(なっ! 何もんよあんたっ!?)
アンドロイドの未知数の機能を、絢は胸の中で突っ込むしかない。
祐二の視線がまったく無防備な絢の体を、舐め回すように辿る。
その時初めてあられもない格好であることを自覚した絢は、目の前のバスジェルで泡立たせた浴槽に飛び込んだ。
「で、で……っ」
出て行ってと言おうとして混乱してどもる絢に、祐二が首をかしげる。
「どうされました? さあ一緒に入りましょうね。お背中をお流しいたします。もちろんその後は――」
そういって意味ありげに嗤った祐二に、絢はひきつることしかできなかった。
「やあ……そんな……そんなふうに、触らないで……!!」
浴槽の中で後ろから抱きしめられた絢は、その胸を祐二にやわやわとあやされるように揉みしだかれていた。
「泡のにゅるにゅるが絢様の胸の柔らかさをより引き立たせて、とても気持ちいいですよ」
祐二は絢の耳元で低めの声でそう囁く。
浴槽の中で後ろから触られるのは、あまりに無防備すぎた。
重力を無くしたような体はすがるものがなく、与えられる快楽にあまりにも正直に反応しようとしてしまう。
「ひゃあん……あっ……そこ駄目ぇ……」
胸を執拗に揉んでいた掌が、水中の絢の秘所に這わされる。
水中でも分かるくらい、絢のそこは粘着質な蜜を溢れさせていた。
「濡れていますね……ああ、ここももう弛みきって私をほしそうに締め付けてきます」
祐二は昨日とは同じ人と思えないくらい強引に、絢の中に指を這わせる。
そして絢のお尻に当たっていた祐二の雄は、グンとその体積を増した。
「やん……おっきくなってる……」
絢はお尻をそれに擦り付けるようにしごく。
すると絢の耳元に当たる祐二の息が熱くなるのが分かった。