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第3章 決意

所謂、お嬢様だったリホ、高校を卒業し短大入学を控えた春休み、一人で別荘に遊びに来ていた、誰もが振り返る美貌と陸上で引き締まった肢体、順風満帆な人生に突然の不幸が・・

隣の別荘、顔馴染みの大学生、大企業のオーナーの息子、リホの密かな憧れの男、夜のランニング、夕食への招待、紹介される男の彼女と友達、初めてのワイン・・

甲高い女の嬌声で眼を覚ましたリホ・・
隣のベッドで絡み合う、憧れの男と彼女、まだ処女のリホ、半裸の自分の姿に愕然とする、しかも縛られた両手首・・

やがて彼女の絶叫、満足した2人にリホの必死の哀願・・
「ねっ、帰してっ、何するの？ リホ、まだ未経験なのよっ」
「おい、まずいよっ、俺、強姦罪なんかっ・・」
「なら、私が最初にオンナにシてあげるわよっ・・女同士で、愉しんでいて、知らずに処女を失ったってコトに・・」

彼女の信じられない言葉に、愕然とするリホ。
「ちょっと、何、考えてるのっ？ 私、そんな趣味無いし・・そんなコトしたら訴えるわよ、強姦は兎も角、傷害罪でっ」
「私達、法律を学んでるのよ。いい？ 強姦や傷害の立件って凄く大変なのよっ・・貴女がいつ処女膜を失ったかなんて、どうやって照明するのかしら? あと、無理矢理に犯されたか？ それとも、自ら望んで身体を開いたか？ も誰も分からないわよねぇ・・」

不敵な笑みを浮かべた彼女が、リホの身体に手を当てた。