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幸せの頂点
第11章 物欲



耳朶が舐られる。

乳首を転がされたままスーツのパンツのベルトが緩まるのを感じる。


「何の出張だよ…。」


馬鹿にしたような声…。

ムカつく…。


「付き合いのある生産者に挨拶に行って、気になる生産者の情報を貰うの…。」


意外とこの情報は馬鹿に出来ない。

そういった細かい情報を集めるには自分の足で回る事も必要になる。

部長だって、それはわかってる。

パサッと私の履いてたスーツのパンツが床に落ちる音がする。


「出張なら来週、俺が連れてってやる。」


虎が唸る。

ビンッと身体に響く声。

俺に従えと命令する言葉に全身に鳥肌が立つほどにゾクゾクさせられる。


「来週…?」


大型連休に出張なんかする余裕があるのかが気になり不安になる。


「始めに焦るなと教えただろ?お前が欲しいと望む商品の目星は付けてある。今は現状維持だけで仕事として充分だ。」


部長の指先はストッキングが覆う私のおヘソを撫で始める。


「現状維持って…。」


それは私の力じゃない。


「紫乃は1度、俺に勝ってんだよ。」


ニヤニヤと笑いながら私の頬や首筋にキスをする。


「私が?」

「たかが地方店舗の特設が本店の売り上げを簡単に上回りやがった。」

「それは…。」

「だからお前を欲しいと会社に言った。まさか女だとは思ってなかったがな。」


おヘソを出すように部長の指先がストッキングを下げて来る。


「女だと気に入らなかった?」

「その逆…、俺好みの可愛い女。俺が欲しいと夢中になる女が紫乃だ。」


一気に部長の手がストッキングの中からパンティーの中へ侵入する。


「んはぁ…。」

「その可愛い女は俺の紫乃だと見せつけてやれ。」


街中に私が部長の女だと見せつけるように部長の身体が窓に私を押し付けて股間の愛撫を始める。


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